支援の種類

未就学児に対して、日常生活における基本的動作、知識技能を習得し、集団生活に適応することができるよう指導及び訓練を行います。早期発見・早期療育を中心的機能としていますので、発達に課題のある未就学児童への綿密なアセスメントと個別の臨床療育や家庭内での療育方法の指導を行います。2歳前後から小学校就学前までの児童及び就学していない児童が対象です。家庭内での療育と連携していきますので原則として保護者同席です。

メルケア発達支援センターでは、特に年少以下の児童に対する早期発見・早期療育を実施するために総合支援と専門的支援を同時に提供しています。メルケアみなとセンターと連携して、小集団での小学校入学前学習支援や、保育園・幼稚園への入園前支援、言語聴覚等の機能訓練、ファミリーストレス改善のためのカウンセリングにフォーカスしております。

                         (言語発達・認知発達・情緒発達・行動発達・運動発達の五領域+専門的特定プログラム)

従来の総合的支援に組み込まれていた言語聴覚訓練を、より専門的に実施致します。

コミュニケーションや食べる機能の発達に遅れをもつこどもさんの言語・コミュニケーションや聴覚障害、吃音、摂食・嚥下機障害の改善を支援します。乳幼児~未就学児を対象に一人一人の発達を評価し、個人別の指導プログラムにそって、きめ細かく指導をすすめます。言語療法は、言語聴覚士を中心としながらも、医師・歯科医師などの医療専門職、児童指導員・保育士・公認心理士などの保健・福祉専門職とチームで連携しながら行われます。また医療機関での言語療法訓練では回数が少ないと思われる方の支援を補完いたします。また、日英バイリンガルでの言語聴覚支援にも対応しております。

◯出生時難聴児、幼児期発語困難児への支援は、言語聴覚支援センターでマンツーマンの支援を実施致します。

(言語発達障害、発声・発語障害・構音障害・吃音、摂食嚥下障害、難聴児早期支援等)

 発達障害などの早期発見、早期療育への誘導、また保護者の子育て支援の観点から、作業療法士は、対象児の運動、感覚・知覚・認知の状態を把握して子どもの特徴をとらえ、それらがその子の生活している環境の中でどのような影響を及ぼし、どのような課題が生じているのかを評価・分析します。そして、その結果をもとに保護者や関連職種に対して、発達を促す遊びや日常生活での提案を行います。

 

(発達過程作業療法・発達検査・運動機能・感覚統合・視知覚・知能認知・行動等の評価・作業遂行・身辺処理の各評価と支援)

新たな機能習得や日常生活に必要な動作の基本となる姿勢保持や上肢下肢の運動・動作の改善及び習得を目指した支援を行います。また感覚や認知の特性(感覚の過敏や鈍麻)を踏まえ感覚の偏りに対する環境整備やコミュニケーションの困難性から生ずる行動障害の予防や適切行動への対応の支援を行います。理学療法は、理学療法士を中心としながらも、作業療法士、言語聴覚士、医師・歯科医師などの医療専門職、児童指導員・保育士・公認心理士などの保健・福祉専門職とチームで連携しながら行われます。

(成長と発達・遊び・母子関係・療育・ライフステージ・小児理学療法評価・日常生活活動・Habiritation)

発達障害児に関するパーソナルカウンセリングを、子どもへのソーシャルスキルトレーニングだけでなく、児童及び保護者に対してカウンセラーと現場の先生と協働してサポートできる体制を作ることが大切です。こうした発達障害児を持つ家族に対して、医療ケアからアセスメント、教育的介入までを横断的に行うことで、学齢期までには多くの改善が見られます。同時にファミリーストレスの解消のためのサポートができる体制の構築が必要です。子どもに課題が見られた場合、早期発見、早期療育は、本人にとって将来を決するぐらい大事な事であるということを、保護者と保育や教育に携わる方々が共有されることが何よりも重要です。メルケアでは、心理士を中心とした福祉専門職がチームで支援を行っております。

(家庭内療育相談・発達検査・家庭連携・就学相談・医療連携相談・セカンドオピニオン等)

育所、幼稚園、小学校、特別支援学校等を訪問し、集団生活への適応のための専門的な支援を行うことにより、保育所等の安定した利用を促進します。障害児が障害児以外の児童との集団生活に適応することができるよう、当該障害児の身体及び精神の状況並びにその置かれている環境に応じて適切かつ効果的な支援を児童及び施設の職員に対して行います。この制度は児童福祉法を根拠とし、当事業所に通所中の児童が対象です。保育所等訪問支援は厚生省の指針では月に2回程度で、児童の状況に応じて自治体が決定します。また並行通園、保育所等への移行等、インクルージョンの推進に取り組んでいます。

(インクルージョン・移行支援、間接支援・直接支援・通園先職員への専門的支援)

重い病気や障がいのある兄弟姉妹がいる子どもは「きょうだい児」と呼ばれ、保護者が病児らのケアに追われることから、孤独やつらさを抱え込みやすく、また実態が見えずらく実態が掴みづらいのが現状です。子どもが家族の看病・介護を担うヤングケアラーなど、患者・障がい者の家族支援への認知度が高まる中で、きょうだい児のサポートに国も動き出しています。NPO法人メルケアみなとセンターでは、運営する各事業所とともに、このきょうだい児への支援をNPO法人の活動として実施していきます。(メルケア発達支援センター)


言語聴覚支援室

100-0013 東京都千代田区霞が関3丁目5番1号 近鉄霞ヶ関ビル1階

提供地域:都内全域

提供する支援の種類:児童福祉法に基づく児童発達支援(定員10名)

乳幼児期五領域総合支援と共に言語聴覚支援を強化し、医療連携と共に難聴児早期療育を推進します。同時に幼児期発語困難児を対象に、ことばときこえに関する発達検査、オージオメーターによる幼児聴力検査等を必要に応じて実施します。完全個別支援(支援時間帯は児童1名)

◎サービス提供時間 午前8時30分~午後3時30分(日曜日休業)

事業所営業時間 午前8時~午後4時 ◎対象児童:概ね1歳~未就学児